平成25年版消費者白書

第1部 消費者行動・意識と消費者問題の現状

第3章 消費者問題の動向

第2節 生命・身体に関する消費者事故

( 2 )主な事故事例と事故の傾向


【子どもに関する事故の傾向】

子どもに関する事故を見ると、PIONETに収集された2012年度の消費生活相談のうち、12歳以下の子どもの危害情報では、「外食・食事宅配」に関する相談が最も多く、次いで「他の保健衛生品」が多くなっています(図表3-2-9)。「他の保健衛生品」とは具体的には、首からぶら下げるタイプの携帯型空間除菌剤により化学熱傷を起こした消費者事故等の発生を受けて、同種や類似の事案に関する相談が多くなっているものです。

消費者庁に寄せられた子どもに関する事故としては、屋内アミューズメント施設内のすべり台やエア遊具、ボールプール等の遊具に関する重大事故等が寄せられています。室内遊具は柔らかく角のないものが多いものの、骨折や指先切断などの大きなけがをする可能性があり、危険が潜んでいます。

また、2012年6月、東京都内の住宅で親と入浴中の生後4か月の乳児が、首掛式の乳幼児用浮き輪を使用している際に一時窒息し、救急搬送されました(窒息の原因は不明)。日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会や東京消防庁も同様の事故情報を公表していますが、いずれも保護者が少しの間、子どもから目を離したときに起きています。

さらに、お湯を沸かすために使用していた電気ケトルが転倒・落下したことにより、乳幼児が熱湯に触れ、熱傷を負ったという情報が寄せられています。乳幼児が熱湯に触れて熱傷を負うケースは、軽症にとどまらず症状が重くなる場合もあります。

図表3_2_9 12歳以下の危害情報は「外食・食事宅配」が最も多い

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