平成25年版消費者白書

第1部 消費者行動・意識と消費者問題の現状

第2章 特集 高齢者の消費者トラブル

第2節 高齢者の消費者トラブルの実態

( 2 )財産分野に関する高齢者の消費者トラブル


【トラブルの元となる金融商品には流行が見られる】

図表2-2-15、図表2-2-17で見たように、近年高齢者の消費者トラブルでは金融商品が上位を占めています。そこで、主な商品別に相談件数のピークを見ると、2010年7-9月期に「デリバティブ取引」、2011年1-3月期に「未公開株」、同7-9月期に「社債(契約先が金融機関等でないもの)」、同10-12月期に「ファンド型投資商品」がそれぞれピークとなっており、金融商品の流行のピークの差が見られます(図表2-2-18)

この傾向の背景については一概には論じられませんが、例えば2011年1月の商品先物取引法全面施行とデリバティブ取引の減少や、2011年11月の改正金融商品取引法施行と未公開株取引の減少など、規制導入や注意喚起と、当該規制対象となった商品に関する相談件数の動向に一定の関係があることがうかがえます。

このように、行政機関による規制や注意喚起の効果は一定程度あると考えられるものの、新たな商法は次々と生まれるため、商品の内容が理解できないものには十分注意し、不用意に手を出さないことが肝要です。

金融商品に関する高齢者からの相談には流行が見られる

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