平成25年版消費者白書

第1部 消費者行動・意識と消費者問題の現状

第2章 特集 高齢者の消費者トラブル

第1節 高齢者を取り巻く社会経済状況

【高齢無職世帯では支出が収入を上回る】

総務省「家計調査」より、2012年の世帯主が60歳以上で無職の高齢無職世帯の家計収支をみると、1か月当たりの平均実収入は約18万円で、そのうち9割近くを占めているのが公的年金等の社会保障給付です。それに対して、直接税や社会保険料等の非消費支出が約2万3,000円、いわゆる生活費である消費支出が約20万6,000円で、収入の不足分約4万8,000円を貯蓄の取り崩しなどで充てている状況がうかがえます(図表2-1-3)

それに対し、総世帯のうち勤労者世帯では、1か月当たりの平均実収入は約47万円で、そのうち9割以上を勤め先収入が占めています(図表2-1-4)。そして、実収入のうち6割が消費支出、2割が非消費支出となっており、残り2割を貯蓄や借入金の返済に充てています。

総世帯のうち高齢無職世帯は、勤労者世帯に比べ、消費支出のうち、諸雑費や交際費が含まれる「その他の消費支出」(23.8%)、「保健医療」(6.0%)、「食料」(25.0%)、「光熱・水道」(9.0%)等の割合が大きくなっています。

高齢無職世帯では支出が収入を上回り、「保健医療」等の割合が勤労者世帯に比べ大きい

勤労者世帯では収入が支出を上回り、「勤め先収入」が大きい

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