平成25年版消費者白書

第1部 消費者行動・意識と消費者問題の現状

第2章 特集 高齢者の消費者トラブル

第1節 高齢者を取り巻く社会経済状況

【高齢化は今後ますます進行】

国立社会保障・人口問題研究所の人口の年齢構造に関する指標により、我が国の人口の中位数年齢22)の長期推移を見ると、1960年は25.6歳でしたが、2010年は45.0歳と50年間で20歳高くなっています。これが2060年には57.3歳まで上昇するものと推計されており、中位数年齢が50歳代後半という状況が見込まれ、人口の高齢化は今後ますます進行していくことが予測されています(図表2-1-1)。  

また、65歳以上人口(老年人口)の0~14歳人口(年少人口)に対する比率である老年化指数の長期推移を見ても、1960年の19.1から2010年は175.1となり、高齢者23)数が15歳未満の子どもの数を大きく上回る状況となっています。そして、2060年にはこの指数が437.8になり、高齢者が子どもの4倍以上になるものと推計されています。  

高齢者は、収入・貯蓄や健康状態、生活スタイルなどが他の世代とは異なっており、それらが消費者トラブルを招きやすくする不安の背景ともなっています。本節ではこうした高齢者の状況について概説します。

高齢化は今後ますます進行していく


22)

人口の年齢順に並べて数え、ちょうど真ん中にあたる人の年齢。

23)

本章では、特に断りがない限り65歳以上を「高齢者」としている。

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