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岡村消費者庁長官記者会見要旨
(平成28年12月7日(水)14:00~14:20 於:中央合同庁舎第4号館6階 消費者庁記者会見室)

1.発言要旨

本日は、消費者の安全に関することを2件、私から申し上げます。
まず大阪府の菓子メーカー「ユウカ」が製造したラムネ菓子に、表示されていないアレルギー物質の小麦が混入していたことが判明し、11月21日に当該メーカーが自主回収を公表いたしております。
対象商品は、クリスマス向けお菓子の詰め合せのブーツ、長靴を含む幅広い商品に含まれており、既に販売先で自主回収の公表が行われておりますが、メーカーからの聞き取りによりますと、今後、回収対象商品が増える可能性もあるとのことです。
本件に関しては、消費者庁としても11月25日にリコール情報サイトに掲載いたしております。さらに、昨日12月6日、リコール情報サイトに特集ページを開設するとともに、「クリスマス向けお菓子の詰め合わせにも使われているラムネ菓子に、表示にないアレルギー物質の小麦が混入!多くの商品が回収されています」と、ツイッターで呼び掛けを行いました。
また、同じく昨日付で注意喚起への協力を依頼する事務連絡を全国各都道府県に発出いたしております。さらに昨日、事業者が所在する自治体に、流通ルートに関連する自治体との連携を要請しております。
こういった対応を進めているところでございますが、小麦アレルギーを持つお子さんにラムネ菓子を食べさせる場合は、まず対象製品ではないかどうか確認してから食べさせるようになさってください。
消費者庁としても、引き続き、消費者に対して周知を図ってまいりますが、報道各位におかれましても子供の事故の未然防止に向けて、ご協力よろしくお願い申し上げます。
もう一つ、消費者安全に関わることですが、店舗での買物中の事故についての注意喚起です。
これから買物が増える季節ですが、消費者庁に寄せられた情報を見ると、店舗や商業施設で買物中に転倒する事故が毎年少なからず発生しております。転倒事故は、フロアなどの状態、水濡れや凹凸などにより生じます。買物中は足元や周囲に注意を払い、危険だと感じたらお店に申し出ていただきたいと思います。
今日は転倒事故だけでなく、ショッピングカートからの子供の転落事故などの買物に関連する事故についても注意喚起をいたします。どうぞよろしくお願いします。

2.質疑応答

共同通信、平田です。
1件目の小麦アレルギーの関係ですけれども、消費者庁としてこれまでに何商品で何自治体に流通したのか……。

これまでに把握している数字も用意しておりますので、担当課から説明をお願いします。

消費者安全課

今のところ、我々が把握しておりますことを説明しますと、今、長官の会見にあった「ユウカ」という会社は、ラムネをつくって「ユウカ」の商品ですと言って売っている場合と、他の業者さんに売って、その業者さんが自分でお店に売る場合があります。
自主回収をしているその主体となるのは「ユウカ」か、その「ユウカ」が卸したラムネを自分たちの商品として売っている会社です。「ユウカ」と「ユウカ」が売った先の会社11社の合計12社が今、自主回収中でございます。その12社が自主回収していますと言っている商品が144製品ですね。これは現時点の情報です。

リコール情報サイトにも自主回収の情報は掲載されております。

この144製品って何万いくらなのでしょうか。
消費者安全課

そこまでは我々も報告を受けておりませんし、流通状況はつかみかねております。その製品の写真がリコール情報サイトに出ていますので、そこも後程、ご参考で見ていただければと思います。

昨日出した事務連絡というのは、具体的にはどういった内容ですか。

これは各都道府県の担当者、保健所などに対しての衛生に関する食品衛生担当者宛ての通知でございますので、これは表示対策課からご報告いたします。

表示対策課

食品表示法を所管する自治体、保健衛生部局ですけれども、その自治体に対してこういった事象が生じておりますので適切な措置をとるように、昨日、消費者安全課と連名で出しております。

具体内容をもう少し申し上げますと、そういった各都道府県の担当者に向けて、健康被害を未然に防止する観点から、消費者行政担当部局と連携の上、各地方公共団体のホームページでの情報発信のほか、回収対象商品を販売していた店舗における告知の徹底など、消費者への広範な注意喚起について積極的なご協力を消費者庁からお願いした次第です。

都道府県だけですか。普段は政令市とかも。
表示対策課

保健所を設置しているところも入っています。

144製品ということですけれども、これ144製品、何個と言えるのですか。その144種類ということになるのですか。144個回収済み……
消費者安全課

144種類の商品。

そのうち1種類につき何品ぐらい回収したかとか、何品ぐらい流通しているかとかってありますか。
消費者安全課

すみません。流通状況は我々正確に把握していないのは先程説明したとおり回収状況についても特段、把握しておりません。昨日も聞いたのですけれども、幾つぐらい売ったのかというところも向こうも正確には答えられない状況でございました。

かなり幅広い製品だということと、現在までに、特に大半が、クリスマス向けのお菓子に製品として流通に置かれているという情報が入っております。先程クリスマス用のお菓子詰合せのブーツの写真があったのですが、クリスマスに向けて、買物をしていても、まだ食べていない人が多いと思われる今日、急いでこのような形で報道をお願いしている次第です。買ってもしばらくは家でも置いておくかもしれませんし、どこかの行事で使うということであれば、子供用のお菓子の詰合せですから、まとめて買ったままの人もいるかもしれない。
そういったことで、今は注意喚起に力を入れておりますので、いずれ回収状況も把握してまいりますから、必要ならば安全課に問合せいただければ、分かった段階で、ご報告できる数字も出てくるかもしれません。
ただ、現在のところそういった回収に至る前に、現在144製品というところが分かっているのですが、それ以上に増える可能性もあるということで、そういったところの状況を把握中でございます。

健康被害は今のところ寄せられていないですね。

はい、今のところ全くありません。こちらには届いておりません。

NHKの阿部です。
こういう食品の問題、お菓子などの表示の問題で、今まで各自治体とかに通知を出したりしたというのはあるのですか。今回初めてになるのでしょうか。通常やられている対応なのでしょうか。
消費者安全課

食品の問題でというところが、今のご質問の趣旨でよく分からないのですけれども。

チョコレートとか、いろいろなお菓子とかで小麦の表示が無かったりとか、そういうケースはこれまでもいろいろあったと思うのですけれども、そのときに同じような対応をしているのか、今回は違うのかということです。
消費者安全課

史上初めてかどうかはよく分からないのですけれども、その点は調べてお答えしたいと思います。

いつもと対応が違うとすれば、今までよりも問題が広いという……

はい、できる限りあらゆるチャンネルでの広報をしたいということで、担当課に尽力いただいたということでございます。

そうした判断をしたのは、問題がかなり広がっている可能性があるという。

そこが分からないので、早目に対応できることはやりたいと考えております。
特に、小さいお子さん用のお菓子であるということと、通常ラムネ菓子は砂糖とコーンスターチということで、日頃から小麦アレルギーがあるお子さんでも食べられるお菓子だという認識が広がっている可能性がある。通常は小麦粉が入っていないので、「この子はこれを食べて大丈夫」と思っているご家族がいる可能性があるので、念には念を入れて早目に動いております。

共同通信、平田です。
今の関連で、食の安全といったら厚労省で表示が消費者庁かなというイメージがあったのですけれども、今回、厚労省とはどのような連携をされているのか。保健所設置市にも通知を出しているということですけれども。ということと、細かいのですけれども、144種類の商品というのは、販売元はいろいろとあるけれども、この「ユウカ」が製造しているもの。
消費者安全課長

食の安全といえば確かに安全ですけれども、衛生の問題ではないですよね。その不衛生な小麦が入っているというようなものではない。毒物でもない。
アレルギーに関しては、そういう問題ではないのだけれども、表示をかけなきゃいけないという法律があって、そういうケースは各都道府県の保健所という、逆に言うと厚労省系の組織にも、そういう指示をする権限を与えられて動いているということなので、今のところ、そういう切り分けで動いているということだと思います。まずそこは1点目。
さっきの説明でもう一回言いますと、リコール情報サイトに出ている商品を一つ見てもらうと、「ああ、こういうことか」と分かると思うのですけれども、「ユウカ」という会社は、まずラムネをつくっている会社です。砂糖とかを原料にラムネを作っている会社です。この、「ユウカ」という会社がつくったラムネなのだなという商品をお店で売っています。
そういう売り方をしている一方で、別の事業者にも売っていて、その事業者は、例えば、そのラムネを「ユウカ」ではなくて、例えば、A社とか、自分たちの商品として売る場合もあるし、ほかの例えば、さっきのブーツの中にラムネ以外のものも入れて、パッケージとしてという商品は例えばB社のブーツですよ、と言って売ったりしている場合があります。
「ユウカ」は、当然自分たちがどこに売ったか分かっているわけです。自分たちの商品を回収するとともに、その売った先とリコールの話をどんどん詰めていって、今のところ動いているのが合計11社。その11社の会社も自分たちがどういうので「ユウカ」のラムネを使ったのか分かっているから、「この品目と、この品目」と言って、「リコールをやります」となっていて、それが144製品、そういうことでございます。

表示対策課

今回、アレルギーの表示の欠落という点がありますので、当然、食品表示法上も問題になってくる可能性はあるのですけれども、まず、基本的にはアレルギーの表示の欠落については、最寄りの保健所等が食品表示法の規定に基づき、きちっと対応していくということで、消費者庁はこれら自治体と連携を図って、情報を共有しながら適切に処理してまいりたいと考えて、先程、消費者安全課と連名ですけれども、長官に補足していただきましたけれども、保健所等に「まずは食べないように」という注意喚起を保健所等を通じて国民の皆さんにお知らせするということを、まず優先的に対処しました。
年末に向けてクリスマスも近づいてきますので、サンタクロースが子供に夢を贈るべく、サンタクロースがお子さんに対して不幸を届けることのないように、そちらを優先させてもらったということです。

厚労省が昨日、同時に何か通知を出したりとかはしていない。
表示対策課

それは承知していません。

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