板東消費者庁長官記者会見要旨
(平成27年7月22日(水)14:00~14:07 於:消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

  それでは、私のほうから1点申し上げます。
  エスカレーターの安全利用についてでございます。本年6月26日、消費者安全調査委員会の委員長から消費者庁長官宛てに、「平成21年4月8日に東京都内で発生したエスカレーター事故」の調査結果を踏まえた意見が提出されました。具体的には、エスカレーターにはリスクがあること、安全な利用方法を守ることが重要であることなどについて、関連事業者などと連携をして情報提供を行うということが求められております。
  この意見を受けて、本日、消費者への情報提供として、「エスカレーターでの事故に御注意ください」を公表いたします。東京消防庁管内では、平成23年から平成25年までの3年間で3,865人もの方がエスカレーターでの事故により救急搬送されており、エスカレーターの利用には危険が伴っております。特に、手すりを持たずに歩行した場合、自身がバランスを崩したり、緊急停止の際に大けがにつながったりするだけではなく、他の利用者と接触事故を起こす恐れがあります。事故を防止するため、消費者の皆様には、エスカレーターの安全な利用方法を知っていただきたいと思います。
  また、関連事業者等と連携をした取組として、消費者庁が後援する「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンが昨日から実施をされ、関連ポスターなどが全国で掲示されております。このごらんいただいていますポスターがそれでございます。詳細については、この会見後に消費者安全課から御説明をいたします。
  私のほうから、あらかじめ申し上げるのは以上でございます。よろしくお願いいたします。


2.質疑応答

日本消費者新聞の丸田です。
  エスカレーターの注意喚起のことですが、消費者安全調査委員会からの意見、その中では、ベルトが人体を持ち上げるというリスクがあるということで、ベルトに体を任せることは危ないということかと思うのです。この点は、注意喚起しないのですか。
注意喚起の紙を見ていただきますと、「消費者の皆様へ」とある中の、「その他」のところになっておりますけれども、「乗降口の近くには立たないようにしましょう」というところに、「手すりに接触して体が持ち上がったりするなど」というのがあります。このキャンペーン自体については、手すりにつかまりましょうということが中心でございますけれども、御指摘のように、消費者安全調査委員会のほうから御指摘いただいた中には、その手すりの持ち上がりの可能性の問題というのが一つの柱になっておりました。その点についても、あわせて注意を喚起させていただいたということでございます。
わかりました、ありがとうございました。
  それともう一つですが、ベビーカーです。「事例6」の中にはベビーカーがひっくり返ったということで、今のところで、ベビーカーの乗り入れは避けましょうというのが「その他」の中に出ておりました。
  ベビーカーは、使用自体をやめましょうということでしょうか。
そうですね。ベビーカーは、エレベーターを使っていくというのが想定されていることだと思います。エスカレーターは、ベビーカーを利用するというのに、ふさわしいつくりになっているのかどうかというところがあると思います。実際は、駅などでエレベーターなどが少ないとかということで、エスカレーターを利用されているケースなどを私自身も見たことがございますけれども、かなり危険を伴う場合があるということを認識をしていただこうということでございます。
以前、ベビーカーでのエスカレーター事故があるということで、自治体、例えば東京都と鉄道会社が連携して、キャンペーンを何年か前にやったことがあったような気がいたします。乗り入れは避けるということと、プラスそういう場合にどうするのかということが一言あっていいのではないかと。
今申し上げましたように、エレベーターが、昔に比べると設置をされてきていると思います。ただ、まだまだ「不十分だよ」というお声もお聞きするわけでありますけれども、そういうような、エスカレーターだけではない、いろんな手段も含めて整備をしていくということは必要になってくると思います。
朝日新聞の重政です。
  このエスカレーターの件ですけれども、なるべく歩行を避けるような配慮とか、片側をあける習慣があることについても、片側しか手すりにつかまることができない人に配慮が必要という、「配慮が必要」とか、曖昧な表現なのですけれども、これはもっと厳しい言葉でないと、これは徹底されないと思うのですけれども。これ以上の表現というのは難しいのですか。
消費者安全課長
消費者安全課でございます。詳しくは、後ほど記者ブリーフィングの際に御説明させていただければと思いますけれども、今回の注意喚起にも、歩行をできるだけ止めて利用して、歩行をしない重要性を周知しているところですけれども、他方で、実際それ以上の全面禁止とか、右側空け禁止についてまでいきますと、それぞれのエスカレーターの管理者が、やっぱりそれぞれの事情を勘案して決める必要があるかと思います。また、既に今まで、歩行のために右側をあけるというのは、マナーとして広く普及している現状があるかと思いますので、これを変更するためには、社会的な合意形成に向けて、各方面で議論されることが重要であると思っております。

ページ上部へ


消費者庁 携帯サイト
携帯サイトQRコード