阿南消費者庁長官記者会見要旨
(平成26年7月9日(水)14:00~14:14 於:消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

  こんにちは。私からは2点あります。
  まずは、消費者庁における「子ども霞が関見学デー」の開催についてです。
  例年8月に、子どもたちに各府省庁の仕事等に触れてもらう「子ども霞が関見学デー」が実施されており、今年は8月6日、7日に開催されます。消費者庁におきましては、8月7日に消費者庁の仕事について大臣と子どもたちが話をする「大臣とおはなししよう!」や、東京都消費生活総合センター・コンシューマーエイドによる「飲み物の糖度を測定してみよう!」、またACAP、消費者関連専門家会議による「洗濯用洗剤の働きと節水のポイント」といった参加型のイベントを開催する予定です。また当日は、子どもを事故から守る!プロジェクトのシンボルキャラクターの「アブナイカモ」が参加者の皆様をお出迎えするとともに、テーマソングと、これにあわせた踊りを披露することも予定しております。保護者の方を含めて、ぜひ多くのお子さんに参加していただければ幸いです。
  2点目です。食品表示基準案のパブリックコメントの実施についてです。
  食品表示法に基づく食品表示基準につきましては、昨年11月からの消費者委員会食品表示部会における審議を踏まえ作成した食品表示基準案のパブリックコメントを7月7日から開始しました。期間は8月10日まで35日間になります。この手続を通じ、広く国民の皆様から様々な意見をいただきたいと考えています。
  このパブリックコメントの開始にあわせて、食品表示基準案に係る説明会を全国7都市で開催しています。その後の予定につきましては、パブリックコメントで寄せられた御意見を踏まえて、消費者庁において必要な検討・修正をした上で、消費者委員会へ諮問することを考えています。
  詳細につきましては、食品表示企画課にお問い合わせいただきたいと思います。
  以上です。


2.質疑応答

共同の橋本です。
  今、長官から御説明があった食品表示の基準案ですが、パブコメした後、修正して消費者委に諮問して、法律自体の施行が来年の6月までにということですか。
そうです。
具体的にいつ施行になるかという日程的な見通しは立っていますでしょうか。
そこはまだ確定的なことは申し上げられませんが、パブリックコメントを受けて、修文し、消費者委員会で議論をしっかりとやっていただいて、施行までにできるだけ早くまとめたいと考えております。
朝日新聞小泉です。
  関連で、基準案については結構、消費者委員会でもかなり議論がまとまっていない部分というのも多いのかなという気がするのですが、その辺は、今後、諮問した後の、見通しみたいなものというのはどのようにお考えですか。
恐らくパブリックコメントでたくさんの御意見が寄せられると思いますので、それをしっかりと受け止めてまとめて、消費者委員会の議論に付していきたいと思っています。
日本消費者新聞の丸田と申しますが、今の関連ですが、食品表示基準案のことと、それともう一つ、いわゆる健康食品の機能性表示の実施、これは来年3月、今年度中ということだと思うのですけど、この機能性表示の表示事項とか届け出事項などの新ルールの予定されている表示の基準ですね、これは食品表示法に基づいた表示基準で規定するということですか。
そうです、そうなります。
となると、確認なのですけども、要するに、今回のパブコメは、その部分をいわゆる空けておいて、それで後に機能性表示については検討及び別途パブコメ等をやって決めていくと。
説明会もやってですね。
別にやるのですか。
別にやる予定にしております。
長官御存じだということであえてお聞きしたいのですけれども、おとといだったと思いますが、食品安全委員会で、エコナの製品についての検討がなされました。それで、この製品というのは、実際今、販売中止で流通していませんけども、検討では、要するに、現在流通していないということとか、検討する対象がないということとか、それから新データの入手は不可能ということなどを理由として、健康影響評価は困難、不可能であると。それで、ただ問題として思っているのは、この商品の不純物が問題になっていました。これが遺伝毒性を持っているか持っていないかというのが議論の中でも分かれていて、持っていた場合は、もし、そういう物質が設定できない規定で設定できないわけですけども、もしこの作用があるとしたならば、かつて摂取した方、これまで摂取した方ですね、中止になるまでに摂取した方々に対するケアというのは必要性はあるかないかということをどう思われるかのかということをお聞きしたい。もちろんこれはリスク管理の分野に入ると思うのですが。
食品安全委員会で引き続き検討がなされるのかどうか、その辺の情報はありませんので、私も何とも言えません。ですが、もともとそれを開発した花王は、ずっと研究を続けていると聞いていますので、国際的な研究ともあわせて、その結果の情報がこれからも出てくると思います。ですから、それに期待することも必要なのではないかと思いますし、実際にDAGでしたか、ジアシルグリセロールでしたか、その成分を摂取した方たちの健康被害については、まだ検証がされていない状況だと聞いていますので、そうした検証も、研究とあわせて行われていくのではないかと思います。たしかドイツでしたか、この成分が粉ミルクに使われているわけですが、子どもに粉ミルクをとらせないよりもとらせたほうが、リスクを考えた場合にはいいという判断をしていたと思いますけども、引き続き研究に期待したいと思います。
読売の斎藤です。
  同じことなのですけれども、率直に、健康影響評価できないという、困難だという、その結果をどういうふうに受け止められているのかということと、今後の消費者行政に何か生かすとすると、何かございますか、現時点で。
そうですね、現状では、評価するための世界的な知見も不足しているということだ思うのです。ですから、そうした知見の獲得に向けて、世界的な研究が進むということがまず必要だと思いますし、食品安全委員会も、リスクコミュニケーションの観点から、そうした情報を広く提供していくことを求められているのではないかという気がいたします。
すみません、丸田ですが、「子ども霞が関見学デー」のことですが、この糖度の甘さを測定してみようというのは東京都の消費生活センターがテストをされるということですか。
当日は、子どもたちと一緒にテストします。
それで、洗濯用洗剤のイベント、これは実験があるのでしょうか。
これも実験ですよね。
広報室
はい、子どもたちにも参加していただく参加型の実験を予定しています。
昨日の消費者委員会なのですけども、パーソナルデータの利活用の大綱について議論されていて、いろいろ課題があるということで話も出て、消費者委員会としてもできれば意見をまとめたいという意向のようですけれども、このパーソナルデータの利活用について長官としてのお考えをお伺いできればと思います。
そうですね、今、IT戦略本部で議論されていますが、保護と利活用を両立するための検討を重ねた上で、今回、制度改正大綱が決定されており、消費者庁も事務方として参加しています。今後も、消費者保護を図る観点から引き続き必要な協力をしてまいりたいと思っておりますし、また、これから個人情報保護法の改正の議論も進められるということですので、消費者庁もより強く関与した形で検討体制がとられるものと考えております。
現時点で課題とか問題点みたいなところの認識というのは特にございませんか。
現時点でそうですね、やはり保護と利活用の両立の部分をどのように考えるのかですよね。Suicaの話ですとかいろいろありますので、現実的な問題をしっかりと把握していくことが重要なのではないかと思っております。
毎日新聞の江口です。
  関連ですけれども、昨日の議論の中では、例えばADRの整備とか、中身が詰まっていない問題がかなり多かったような気がします。今、朝日さんも質問されたのですけれども、まだまだこれから詰めなきゃいけない点で、これだけは消費者保護の観点から必要ではないかという、もし論点とかあれば。
そうですね、やはり第三者機関をしっかりと確立することが一つだと思いますし、自主規制ルールをつくるということですが、その決定過程に消費者がどう参加していくかということもポイントになると思っております。また、センシティブな情報の原則取扱いを禁止するといった消費者保護に資する見直しも盛り込まれているということですので、そうしたことを具体的に実現していくという観点で検討を行っていくことが必要だと思っております。

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