阿南消費者庁長官記者会見要旨
(平成26年3月26日(水)11:00~11:07 於:消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

  おはようございます。私からは2点あります。
  まずは、高齢消費者への悪質電話対策のモデル事業の実施結果についてです。
  消費者庁では、高齢者の消費生活相談が大幅に増加していること、特に悪質電話勧誘の被害が増えていることを踏まえて、今年度、悪質電話対策のモデル事業を実施し、このたび結果がまとまりましたので御報告したいと思います。
  このモデル事業では、昨年9月末からの約5カ月間、岩手県、千葉県及び大分県の3県の特定の市町村において、一つ目に、高齢者に定期的に電話をかけて問い合わせや注意喚起といった電話見守りを522世帯に行うとともに、二つ目には、電話録音装置を238世帯に設置して録音データを取得するなどして被害の抑止を図ったところです。
  対象世帯数と実施期間に限りがありますけれども、対象世帯では電話をきっかけとする被害はありませんでした。
  また、利用者へのアンケートによりますと、電話見守りにより約95%の方が安心感につながっていると、また、録音すると警告メッセージを流す機能のある通話録音装置を設置した世帯では、悪質な電話勧誘が大幅に減少しております。
  また、地方消費者行政活性化交付金の先駆的プログラムによって、悪質商法等に用いられた電話番号からの着信を自動で拒否する機器の設置など、地方公共団体が主体的に行う施策を8地域で支援したところです。
  これらの成果を分析、検証して地方公共団体向けに対策実施の手引きを作成しており、今後、全国で同様の取組の改善、高度化を促して被害の防止を図ってまいります。
  詳細は、この会見の後に担当、消費者政策課から説明をさせます。
  もう一点です。まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる食品ロスを削減するために消費者庁で開催してきました食品ロス削減に関する意見交換会の取りまとめについて御報告します。
  この意見交換会は、消費者団体、食品関連事業者、学識経験者など計13名に御参加いただき、食品ロスの現状や課題等について意見交換を行い、消費者に対する効果的な普及啓発方策等について検討を進めてまいりました。このたび、この意見交換会が取りまとめを行いました。
  簡単にポイントを紹介しますと、まず、この食品ロスの削減ですが、事業者任せにするのではなく、消費者一人一人が主体的に取り組むことが重要であるということ。したがって、消費者の皆様に向けて普及啓発する際は、食品ロスの認知度アップを図るということ、そしてまた、期限表示の理解を深めること、そして楽しく実践できるという取組や方策を提案することなどの御意見をいただいたところです。あわせて、性別や年齢といった対象者の属性や季節などを考慮することが有効との御意見もいただいております。
  私も今日の午後、イイノホールで開催されます食品ロス削減シンポジウム、これは、農林水産省等が主催ですが、ここに出席し、この意見交換会の内容や食品ロスの削減に向けた消費者庁の取組を紹介する予定です。
  また、本意見交換会の上村協子座長もパネリストで参加するほか、事業者サイドの商習慣見直しや賞味期限設定に関するお話もあると聞いております。御興味のある方はぜひ御参加いただきたいと思います。
  なお、取りまとめの文書ですが、これは消費者庁のウェブサイトにおいて公表する予定です。詳しくは担当の消費者政策課に確認していただきたいと思います。
  お手元にありますのが、今回消費者庁が作成しましたパンフレットです。またこれはテーブルに置くもので、買い物編と外食編があります。これらを使いながら、食品ロス削減国民運動をスタートしたいと考えております。
  以上です。


2.質疑応答

朝日新聞の小泉です。  昨日の消費者特委で、国センがやっている土日、祝日の相談業務の外部委託について、ある団体が半ば独占的に受注しているというふうなことについて指摘がありましたが、この件について長官の御所見をお伺いします。
国民生活センターが発注していますこの土日、祝日消費生活相談業務ですが、これについては公益社団法人全国消費生活相談員協会が落札して実施していただいております。この国民生活センターに対してですが、独法の通則法に基づいて、達成すべき業務運営の目標となる中期目標を定めておりまして、これを指示しているのが消費者庁でございます。現行の中期目標におきましては、この契約につきましては、原則として一般競争入札等によるものというふうにしており、それに基づいてやっております。また、内閣府に設置されました独立行政法人評価委員会によって、この中期目標に基づく入札の適正化の取組について毎年度評価いただいているところでございます。ですので、入札については適正に行われていると考えております。

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