阿南消費者庁長官記者会見要旨
(平成26年1月8日(水)14:00~14:14 於)消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

  皆さん、新年明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりましたけれども、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
  まず、年始早々、大変な問題になっています農薬が混入された冷凍食品についてです。
  株式会社アクリフーズが製造しました冷凍食品から農薬が検出された問題につきまして、本日16時より森大臣がアクリフーズの田辺社長にお会いし、本件の経緯と今後の取り組みについて直接報告をいただく予定です。アクリフーズには引き続き該当商品の回収、そして消費者対応にしっかりと取り組んでいただきたいと考えております。
  消費者の皆様にも再度注意を呼びかけさせていただきます。まず、株式会社アクリフーズ群馬工場が製造した冷凍食品は、絶対に食べずに、アクリフーズ等に返品をお願いいたします。回収対象となっていますプライベートブランドの商品の中には、製造者欄に「アクリフーズ群馬工場」という記載のない商品も10品含まれています。本日、この10品の写真を一覧にまとめて消費者庁のホームページに掲載いたしますので、消費者の皆様は本資料や消費者庁リコール情報サイト等をもとに確認していただきたいと思います。
  記者の皆さんのお手元にありますのが、今日公表する第3報ということになります。その12ページにありますのが、「アクリフーズ群馬工場」の記載がない商品の写真です。10ページから、それらの商品名とJANコード、販売店舗と問い合わせ先を資料として提供しておりますので、是非よろしくお願いいたします。
  返品等につきましては、アクリフーズのお客様センター、0120-690-149にお問い合わせください。現在、このアクリフーズには電話がかかりにくい状況が続いていますけれども、消費者庁からアクリフーズに対して電話回線の増設を要請しています。また、本件についての相談は全国の消費生活センターでも受け付けていますので、最寄りの消費生活センターまたは消費者ホットラインをご利用いただきたいと思います。
  なお、消費者庁では、各地の消費生活センターが円滑に本件の相談に応じることができるように、環境整備をしております。具体的には、1月5日にアクリフーズ内に消費生活センター用の専用電話を設けてもらうとともに、消費者庁から地方公共団体に本件に関する情報を随時提供しているところであります。内容は、消費者庁、そして厚生労働省の報道発表資料、アクリフーズ内の消費生活センター専用の電話番号、また、消費生活センターの相談対応に役立つような情報を提供しております。消費者庁では引き続き関係行政機関と連携しながら、必要な対応を迅速に行ってまいりたいと考えております。
  以上です。


2.質疑応答

読売の崎田です。
  今日の4時からの大臣の面会に長官は出席されるのでしょうか。
いえ、私は出ません。大臣だけです。
朝日新聞の小泉です。
  今回の件で、一番初めに苦情があってから1カ月半、公表までに時間があったと。対応に遅れがあったという指摘がありますけれども、この件について、まず長官のお考えと、何かしら消費者庁として対応なりお考えがあったら教えてください。
そうですね。アクリフーズが最初のこの相談を受けてから自主回収までの間に、約1カ月半を要しているという状況です。アクリフーズに理由を確認しましたが、当初、異臭の原因は塗装材料の付着であると想定していたと。このため、農薬検査の実施が遅れて、原因究明に時間を要した。農薬検査の実施が遅れたことは反省しているという報告を受けたところです。
  私は、消費者被害を防止する観点でいいますと、事案を認知した場合に速やかに原因究明し、自主回収等の対応を行うことが重要ではないかと考えています。冷凍食品につきましては、2007年、まだ記憶に新しいですが、冷凍ギョウザの事件がちょうど今の時期、年末から年始にかけて起こりました。これは事件でしたけれども、そこで日本の企業は多くのことを学んだと思うのですね。そういうことを考えたら、それを教訓としてしっかりとした対応をすべきではないかと思っております。
  アクリフーズにおきましても、今後、該当製品の回収を速やかに進めていただきたいと思います。
関連で。それ以外にも、例えば当初、農薬の毒性について非常に低く見積もったようなことを言ったりとかしていますけれども、そういう全体の対応を見て、今回のアクリフーズの対応は適切だったというふうにお考えでしょうか。
いや、ちょっと不十分なところがあったのではないかと思います。相談があった時点で、なぜ塗装塗料にいってしまうのかと思いました。工場内で農薬は一切使ってなかったと聞いておりますけれども、しかし、先ほども申しました中国の冷凍ギョウザのときもそのような状況だったわけですよね。ですから、そういうところから学べば、何が起こるか分からないということを常に考えて、危機管理体制を敷いておく必要があったのではないかなと思っております。
もう一点、全国の消費生活センターとかにどの程度の相談が来ているかという集計とかはございませんか。
できるだけ早く情報を寄せていただくようにお願いをしているところですので、近々、御紹介できると思いますけれども、私も個人的に相談員さんに聞きますと、やっぱりかなりの相談が入っていて、この商品は対象食品なのか、どこへ送ればいいのかというような相談があるそうです。
共同の橋本です。
  今の質問の関連で、消費生活センターのほうに、これ初めて相談があったのって、いつか分かりますか。
恐らく6日から全国の消費生活センターが相談を受け付けていると思います。土日相談は4日からでしたから。土日相談で受け付けているところは4日から入っているはずです。
製造したのは10月とかいう話だったと思うのですけれども、去年の段階でこのアクリフーズの商品に関して、つまり、アクリフーズの公表前に異臭がするというような相談って寄せられているものでしょうか。
それは聞いてないですね。
じゃあ、それ、またまとめて発表されるときに分かれば、お願いします。
そうですね。
あと、追加で。これ、JAS法なのかなと思うのですけれども、長官が今おっしゃったプライベートブランドに関して、「アクリフーズ群馬工場」と書いてない商品が10品あると。
そうです。
これ、法律に違反するというわけじゃもちろんないと思うのですけれども、ただ、結果的に消費者にとって今回のような事案が起きたときに分かりにくい事態になっていると思うのですけれども、このことに関してはどういうふうなお考えをお持ちでしょうか。
そうですね。10品がそうで、特定の大きな小売店に限られているようですけれども、今回のようなことを考えますと、製造工場をきちんと明記するということは大切ではないかと思いますし、その小売の段階でもこういう問題が起こったときには、すぐに、これがアクリフーズ群馬工場の製品だということを、しっかり情報提供することが必要なのではないかと思います。
そこに、例えば法的な制度を、仕組みを整えるというような、プライベートブランドに関してですね、そういう考えはございますか。
いや、そこまではまだ入っていってないです。
すみません。何度もすみません。
  3ページに商品の回収状況が書いてありますけれども、これは全体の何%に当たるかお伺いしたいのですけれども。流通しているものの何%ぐらいが回収できているのか。
23%と報道されていたような気がしましたけれども。
長官は4時からの面会には出られないということなのですけれども、具体的に4時からの要請ではどういったことをお願いするのですか。
そうですね。4時からは、これまでの経緯と今後の対応について御報告いただくことにしております。例えば、消費者から今、電話がかかりにくい状況が続いていますが、それについてどう対応していくのかということですとか、12月29日に自主回収を公表しましたけれども、それまでの経緯についても御説明いただこうと考えております。
公表するまでの経緯を、なぜそんなに遅れたのかとか、そういったことですか。
はい。そうですね。
今回、人為的な要因が指摘されていますけれども、日本の食品工場の現状でそういう人為的なリスクに対する取り組みというのは、どのように御覧になっていますでしょうか。その課題ですとか。
そうですね。どうも事件性が高そうで、警察も入っていると聞いています。アクリフーズ自体も調査委員会を設置して、原因の究明に当たっていると聞いておりますけれども。やっぱりこうしたこともあるということを想定した工場の品質管理体制の整備というものが問われると思いますね。中国で冷凍ギョウザの事件が起こった後は、中国の冷凍食品工場は、例えば監視カメラを工場内に設置するとか、そんなことをやっていますよね。これから事業者の皆さん方が、そうした品質管理のしっかりした体制を作っていくということが何よりも重要ではないかと思いますが。
NHKの藤谷です。
  今日、午後4時から呼んでお話を聞かれると思うのですけれども、その後の対応として、定期的に報告を求められるとか、何かお考えのことはありますでしょうか。
アクリフーズから定期的な報告をということは、まだ今のところ検討はしておりませんけれども、アクリフーズの今の取り組みの対応の状況などを見ながら、必要とあれば、考えていきたいと思います。

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