阿南消費者庁長官記者会見要旨
(平成25年7月31日(水)14:00~14:22 於:消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

  まず、東北・四国電力株式会社の家庭用電気料金値上げ認可申請に対する意見の公表についてお話しします。
  昨日、現在経済産業省と協議中の東北・四国電力の家庭用電気料金の値上げ認可申請について、査定方針案に対する消費者庁の意見を経済産業省に提出いたしました。経済産業省の電気料金審査専門小委員会における審査の過程では、消費者庁が5月30日に提示したチェックポイントも踏まえて協議が行われており、査定方針案には、チェックポイントで指摘した意見が相当程度反映されているものと理解しております。
  一方で、昨日公表した消費者庁の意見においては、値上げについて、消費者へ丁寧な説明をすべき、東北電力においては、被災地を抱えるということから、少量利用者の負担増に配慮すべきといった課題を提示し、現在事務的に調整しているところであります。
  なお、ファイル管理の誤りによって、昨日公表しました意見の一部が作業途中のものであったため、本日、差し替え版を配布いたしました。このようなことはあってはならないことであり、再発防止を指示したところです。御迷惑をおかけした方々にはお詫びを申し上げたいと思います。なお、お手元にない方は、広報室にお問い合わせください。また、担当者が今持っておりますので、後ほどお申し出ください。
  次に消費者行政の体制整備のための意見交換会の中間整理についてです。
  消費者行政の体制整備のための意見交換会において、中間整理が取りまとめられ、7月26日に森大臣から公表されました。あわせて、森大臣より、消費者庁、消費者委員会、国民生活センターに対して、この中間整理に基づき必要な対応をとるよう、指示及び要請があったところです。
  消費者庁では、早速8月8日に、私と国民生活センター理事長が主催する消費者政策検討会議を開催し、双方の幹部が出席し、中間整理に盛り込まれた消費者被害に関する情報提供、政策的な対応、そして国民生活センターによって提起された意見、要望の政策形成への活用、反映について、国民生活センターと連携して取り組んでまいります。
  なお、この会議ですが,消費者委員会事務局にオブザーバーとして参加していただくことといたしました。今後は月1回程度開催していきたいと考えております。
  消費者庁からは、長官と次長、審議官、関係の課長の参加になります。また、国民生活センターからは理事長、理事、関係部長等が参加します。
  消費者庁としては、中間整理の指摘をしっかりと受け止めて、消費者庁、消費者委員会、国民生活センターの3者が緊密な連携をとるとともに、国民生活センターの機能の充実・強化を図り、消費者行政の充実・強化に努めていきたいと考えております。
  次に、消費税転嫁対策特別措置法のガイドラインに関するパブリックコメント手続の開始についてです。
  消費税転嫁特措法が今年の10月1日から施行されますけれども、消費者庁ではこの法律の法運用の透明性を確保するとともに、事業者の予見可能性を高めるため、7月25日付で消費税転嫁対策特別措置法に関連するガイドライン案や、内閣府令案を公表しパブリックコメント手続を開始いたしました。
  ガイドライン案や内閣府令案については、7月25日から8月23日まで、パブリックコメントに付した後、国民皆様からお寄せいただいた御意見を踏まえて、成案を確定する予定です。
  最後は、カネボウからの報告についてです。
  消費者庁は、本日7月31日に、カネボウ化粧品から、自主回収に関する状況や、白斑様症状の人数等の報告を受けました。これは7月28日現在までの状況です。
  まず、製品の回収状況です。対象製品出荷数は約436万個です。これは2008年度発売開始からの累計数です。回収数は、28日までに85万5,039個です。その内訳は、消費者から26万913個、店舗から59万4,126個です。
  そして、申し出への対応状況です。申し出者へのカネボウ化粧品側からの訪問数は、5,378人です。そして、判定が完了した人数は4,313人です。そのうち3か所以上の白斑、5センチ以上の白斑、顔に明らかな白斑のいずれかの症状に該当した方は1,828人です。
  カネボウ化粧品に対しましては、引き続き回収状況、症状が出ている方への対応状況、及び定期的に回復状況等について報告を求めてまいりたいと考えております。
  また、あわせて、カネボウ化粧品に事故情報が入った時点から7月4日の公表に至るまでの経緯、及び事故情報を入手して以降、より早い段階での消費者対応の可否についても報告していただくよう、カネボウ化粧品に対し7月24日に要請しました。それに対して25日に回答がありました。その資料が今お配りしたカネボウ化粧品提供資料です。自主回収に至る経過では、2013年5月13日から7月20日の経営会議での自主回収を承認したところまでが書かれています。
  写真もお手元にあろうかと思いますけれども、私からは、改めて消費者の皆様にお願いを申し上げたいと思います。このような重篤な症状、かなりひどい症状になっています。今回の回収製品をお持ちの方は、直ちに使用を中止してください。該当製品をお持ちの方で、肌に異常や白斑症状がある方は、カネボウ化粧品のお客様相談窓口に御相談いただいて、必ず医療機関で診察を受けてください。そのほかお困りの点がありましたら、お近くの消費生活センターに是非とも御相談いただきたいと思います。
  以上でございます。


2.質疑応答

読売新聞ですけれども、今日、カネボウから報告を受けた点というのは、28日、もうカネボウのほうでは公表されているものでしょうか。
消費者安全課長
今日、どこかでまとめたものを、記者会見という形は多分とらないと思いますが、資料を発表するということだそうです。
24日の経過を説明してということで、25日に回答いただいたのがこれということですけれども、見たところ、そんなに新しい話はないと思うのですけれども、何か新しいものがこの中にあるのでしょうか。
7月4日の公表までに39件の事故情報があったという報告だけを受けていたのですけれども、一体それがどの時点で把握されたのかということについては、私たちは知りませんでした。報告も受けていませんでしたので、お願いした結果がこれです。
5月13日に、皮膚科のほうからこの3名というのは、既に把握されたと思うのですが。
これは聞いておりました。
そのほかの細かいところは、今回ということですか。
聞いていなかったです。
日経新聞の小川と申します。
  先ほど御説明いただいた数でちょっと確認させていただきたいのですけれども、先日、カネボウから聞き取りされたときに、電話での相談で申し出が、2,250人ということですか。
白斑等の申し出があったという方が2,250人ということです。
それに対応する数というのは、今回は何人になっているのでしょうか。
申し出があった数については、聞いていないです。
消費者安全課長
この前、症状がある方、6,808人という母集団があり、そのうち2,250人がという数字だったと思いますが、本日は総数が幾つかという報告はちょっといただけませんでした。それで、カネボウとしての対応状況ということで、この訪問者数と判定が完了した数ということで言われるものです。ですから、当然6,800人あったものですから、それがもう少し増えているものと思われますが、その中で判定をしたものが4,313で、そのうち1,828。この前の2,250は申し出情報でしたので、ちょっとその数字と対応ができませんが、確定した数字としてカネボウがこの数字で報告したいと言ってきましたので、今日はその数字で報告します。
すみません、改めて今回、この自主回収に至る経緯の報告を御覧になって、どの時点で自主回収というか、注意喚起をすべきだったというふうに長官としてはお考えになっていますか。
私は前回、5月に医療機関から指摘があった時点で、少なくともその時点では公表すべきではなかったかと申し上げました。やはりそう思います。改めてこの報告を見ますと、13日に連絡を受けているのですが、27日になって、その皮膚科を訪問して確認しているのです。何故2週間もかかるのかというところがちょっと分からないですし、6月7日になって、今まで連絡があった方たちの全件徹底調査を開始しているのです。これでは、余りにも遅いのではないかと思います。全件調査をするにしても、やはり皮膚科から実際に指摘があったところですぐに取りかからなかったのかと思います。
カネボウからこの経緯の説明があって、長官、先週も、もうちょっと早くできればということをおっしゃっていましたけれども、何でもっと早くできなかったのだということは、消費者庁側から確認されたのでしょうか。今、述べられたような、何でもっと早く調査に取りかからなかったの、早く注意喚起できなかったのかということは、消費者庁側からカネボウに説明を求めたのでしょうか。
いえ、そこについてはまだ言っていません。とにかくどうだったのかということの報告を受けたという段階です。
今日の報告を受けたときに、そういう質問は投げかけていないのですか。
ええ、私が直接受けていれば、どうしてですかと言ったかもしれないですけれども。
担当同士でやっているわけですよね。
そうです。
そこでなぜこういうふうに遅れたのですかという説明は、求めていないのですか。
求めていないです。
なぜですか。
消費者安全課長
今のご質問に直接御回答になるかどうか分かりませんけれども、いろいろやりとりをしていく中では、やはり情報伝達というようなところで、カネボウさんからの情報が少し前後したりとか、そういうふうな問題点があるのはないかというふうに安全課では考えております。
どういうことですか、前後することがあるというのは。
消費者安全課長
いろいろなカネボウさんの方とやりとりしていますけれども、情報伝達と意思決定のやはり時間がかかっていたりとか、そういうようなところがうまくいっていないのではないかというふうに感じるところが担当としてはあります。
カネボウ化粧品は、外部の有識者や専門家などを交えた第三者委員会を立ち上げて、この間の経過も含めて調査をすると聞いておりますので、その調査に注目して、何かあればまたこちらから言っていければと思っております。
朝日の岩波です。
  先ほどの対応数字がどうなのだというところで、お問い合わせなのですけれども、被害の広がりとか、その後どうなっているかというのを把握する上で、申し出の数に対応する数字、6,808に対応するのが現時点で何なのかというのは、当然知りたいところで、最も確認すべき点だと思うのですが、そこを確認しない報告とか、それで何か意味があるのかというのを知りたいのと、今後もそこを把握されないのでしょうかというのを教えていただけますか。
消費者安全課長
一応、こちらからも尋ねております。それで、カネボウ化粧品側でも公表したりとか対応しており、あと時間が経過するにつれて、少しお申し出の方の内容も変わってきているというようなことで、例えば本当に白斑が重い方なのかということも含めて、だんだん様子が変わってきているので、申しわけないですけれども、今現在の数字を足した数字は、ちょっと申し出情報として申し上げられないと。ちゃんと訪問した数で今後対応していきたいという御説明でした。
今後も、その肝心のデータについて、カネボウの言い分は分かりましたけれども、消費者庁として、そこを出すようにというのを求めたりとか、というか、出せと言わないのかというところ、今回の報告については、今の御説明でそうなのでしょうけれども、今後どうするのですかというところを教えていただけますか。
消費者安全課長
本当にばたばたで申しわけないです。今日、実はこの数字をお聞きしましたので、さっき電話をやりとりするのが精いっぱいという状態でございました。今のお話の数字についても引き続き尋ねて、向こうの方でも集計、きちんともっと分析をするのかもしれませんが、皆様方に総数も含めて、役立つ数字を発表できるようにちょっと聞いてみます。
消費生活新報の佐藤です。
  先ほど大臣から指示があったということで、月1回程度会合を開くということなのですけれども、この会合に正式名称がありましたら、すみません、教えてください。
体制整備のところですね。消費者政策検討会議です。
この会議は完全非公開で行われるものですか。
はい。
例えば、検討内容、途中経過だったりとか、決定事項というのは、随時公表されるのでしょうか。
はい。決定したことにつきましては、事後報告をしたいと考えております。

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