阿南消費者庁長官記者会見要旨
(平成25年6月12日(水)14:00~14:16 於:消費者庁6階記者会見室)

1.発言要旨

  こんにちは。  
  まず、洋傘と乳幼児用のいすに係る家庭用品品質表示法に基づく品質表示の義務づけと注意喚起についてお話します。  
  昨日6月11日は傘の日ということで、消費者庁は、昨日付で、消費者の身近で使用されている洋傘と乳幼児用いすによる事故防止のために、家庭用品品質表示法に基づく品質表示規程を改正し、同時に、これらの製品を適切に取り扱っていただくよう、消費者の皆様に対する注意喚起を行っております。  
  この品質表示規程では、11月30日までは表示を行う事業者への周知及び準備のための期間としておりますが、12月1日以降は、全ての洋傘について、使用方法に関する注意事項を取扱上の注意として表示することが義務づけられます。  
  特にジャンプ式折り畳み傘につきましては、傘の開閉時及びシャフトの伸縮時は、顔や体から離して使用する旨を取扱上の注意として表示することが義務づけられることになります。  
  また、乳幼児が使用するいす類につきましては、乳幼児の転落を防止するための注意事項を取扱上の注意として表示することが義務づけられます。  
  また、昨日公表しました注意喚起では、それぞれの製品で起きています事故と、事故防止のために消費者の皆様に御注意いただきたい点を御紹介しました。  
  このジャンプ式折り畳み傘ですが、傘が急に開いたり、傘を閉じたつもりが閉じ切られておらず急に開くなどしてけがをする事故が発生していますので、こうした事故を防ぐため、ジャンプ式折り畳み傘の使用時には、自分や周囲の人の顔や体に当たらない位置で傘を開くことなどの注意を呼びかけました。


  
  こちらの傘がジャンプ式折り畳み傘です。中には自動的に閉まるものもあります。やはりかなり気をつけて使わないと、周りの人たちに危ないし、自分自身も危ないですね。  
  また、乳幼児用のいすでは、ベルトをせずに座らせて、子供がいすの上に立ち上がったりして転落する事故が大半となっておりますので、こうした事故を防ぐため、乳幼児用のいすを使用する際には、きちんとベルトやガード等を使用することなどを確認していただくように呼びかけております。  
  消費者の皆様におかれましては、製品を取り扱う際の注意事項を確認した上で、これらの製品の適切な取扱いに努めていただくようにお願いしたいと思っております。  
  以上でございます。


2.質疑応答

NHKの三瓶ですけれども、このジャンプ式折り畳み傘の話ですけれども、非常に便利なもので、あまり危ないという印象は持たないのですけれども、長官の実感としてはどうなのでしょうか。
これは開くときに急にシャフトが伸びるわけです。例えば、混雑している中で開こうとする時には、開く方向とかによほど注意して気をつけないと当たってしまう。子供も結構危ないと思います。注意して使う必要があると思います。
やはりそれは人に危ないということですね、自分がというよりも。
自分もそうです。例えば、パッと傘が開くと、骨の先が目に入ることも考えられます。  
  昨日発表した資料に実際の事故の状況を出しております。それを御覧になっていただければと思います。  
  こちらが自動的に閉まる傘です。中棒をおさめるときに、しっかりとおさめないと、途中でまた中棒が伸びてしまうということもあります。
表示対策課
昨日お知らせしている資料の事例1で示したものです。まだ中棒の押し込みが足りなくて、こうやって押したりすると、自分のほうに向かって中棒が戻ってきます。
いま一度、危なくないのではないかと思っているような方に呼びかけをお願いします。
大変便利な洋傘、ジャンプ式折り畳み傘ですけれども、使う際には、場所だとか、開く方向だとかをよほど気をつけないと、人にけがをさせたり、あるいはまた自分がけがをしたりということがあり得ますので、十分注意して使っていただきたいと思います。
ありがとうございます。
日本消費者新聞の丸田と申しますが、今拝見していますと、要するに、事故も起きているということで、消費者の皆さんに注意喚起をされると。通常の製品安全というのは、これまでの中ではスリーステップメソッドと言って、本質安全設計という一番最初の設計上の事故防止がどうかという。そこから注意喚起というものは一番最後の手段と言われていますが、今回は消費者への注意喚起と。結局、今見ていますと、事業者に対しては、すごく早くなる、それをもう少し遅くするとか、そういう事業者に対して何か情報というのは、要請というのはお考えなのでしょうか、あるいはされたのでしょうか。
洋傘を作る事業者に対して、家庭用品表示法の規程を変えた、追加したということであります。したがって、きちんと注意書きをつけなければいけないということにしたというまだその段階です。このため、今後状況を見守りながら、あまりにも事故が頻発するということであれば、傘の構造ですとか、そういうものを見直すという意見などを消費者庁から出すということもあり得ると思います。
関連で読売の崎田ですが、このジャンプの式の傘で事故が11件寄せられているということですけれども、見たところ、そんなに危険な感じがしない。普通の折り畳みの傘で、こういう同じような事故とか件数が寄せられているというのはないのですか。
いわゆるジャンプ式ではなくて普通の傘ですね。
消費者安全課
あるとは思いますけれども、改めて確認します。
ちょっと見てみます。
使い方の問題ではないのでしょうか。
確かに。でも、普通の傘を使うときには自分で伸ばしたりするので、周りの状況を見ながらできるのではないかと思いますが、これはボタンを押したらそのままばっと作動しちゃうので、そこの不意打ち性というか、そういうのはあるかもしれません。それによる事故になっているのではないでしょうか。
普通の長い傘でも同じようなジャンプ式ってありますね。
そうですね、ありますね。
折り畳み傘だから、こういう注意が必要だと、そういう意味なのですか。
はい。
表示対策課
すみません、今の点につきましては、今回の改正の中では、全ての傘において何らかの注意事項を配慮するようにということを設けております。折り畳みのジャンプ傘だけには限らず、広く傘全てについて注意事項をお願いしますということを改正しております。
ジャンプ式だけではなくて、全ての洋傘に注意表示がつくということになります。
ジャンプ式傘だけ取扱いをちゃんと間違わないようにしないと、こういう事故が起こりますよというのをあえて注意しているということですか。
そうです。
すみません、朝日新聞の吉川です。
  今日、新聞報道で何紙か報道があったのですけど、消費者庁の育児休暇に関する人事評価の件に関してなんですけど、対応と長官、どういう狙いでこういう制度を設けるのかということを改めて教えてください。
そうですね、消費者庁は、育児休暇だけではなくて、各種休暇の取得を含めて、ワークライフバランスの実践に伴う効率的な業務運営、そして良好な職場環境づくりといったことを狙って、各職員に自己申告をしてもらい、それを人事評価に反映させるということを決めております。そして、この各種休暇を取得する職員のために、業務のフォロー、そして協力体制の構築に向けて行動した同僚や上司についても同様に人事評価に反映させるということにいたしました。消費者のための役所である消費者庁におきましては、この仕事と育児、介護、趣味、レジャー、自己研さん等を両立させるライフスタイルを築いて日々の暮らしを充実させていく中で、一生活者としての気づきを活かしていくことがとても大事だと考えております。  
  実際には、人事評価における目標設定として、人事評価の際の留意事項というものがあります。被評価者、要するに、評価される人は、そうした事項に該当する行動の自己申告を行うこと、そして、評価する人は、こうした取組を行った職員に対しては、積極的に評価をすることとしております。この留意事項の一つ目には、消費者目線を持った行動をあげております。そして、二つ目のワークライフバランスのところでは、各種休暇の取得を含め、ワークライフバランスの実践に伴う効率的な業務運営、良好な職場環境づくり、学位及び資格の取得等の効果に、当該各種休暇を取得する職員のために、業務のフォロー、協力体制の構築に向けてとられた行動を追加しています。そして三つ目に、コスト意識を持った効率的な業務運営を挙げています。
今回の対象は、比較的短期の休暇が対象になっているという報道もありましたけど、通常、育児休業というと、数年とか取得する場合があると思いますけれども、これは対象にはならないということですか。
それは、そういうものも対象にはなります。
では、短期の休暇だけではないのですね。
そうです。
あと、当初3月に大臣が発表したとき、本人に人事評価をするということだったのですが、周辺の職員の方もするということを追加されたということなんですか。
そうですね、本人が自覚を持って、自己申告するということと、それに協力した周りの人もそうしていきましょうということです。
それは、周りの人も加えた理由というのは、どういうことですか。
例えば、急に子供が熱を出したときに、迎えに行きたいといったことが遠慮なく言えて、周りも、そうしなよと言ってあげられる、協力してあげられる環境を整備していくというのがとても大事だと思っていますので、そうした行動を推奨したいと考えてこのようにしました。

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